老後の生活を快適に過ごすためには、年金の受給額を確認し、資産形成を考えることが大切です。日本の年金制度は様々な要因によって受給額が変動するため、自身の年金情報を把握することが不可欠です。そのためには「年金ネット」を利用し、以下の情報を確認しましょう。
年金ネットとは:日本年金機構HPより
「ねんきんネット」とは、皆さんが日本年金機構HPを通じてご自身の年金の情報を手軽に確認できるサービスです。24時間いつでもどこでも、パソコンやスマートフォンからご自身の年金情報を確認することができます。
日本年金機構HPより:ねんきんネットhttps://www.nenkin.go.jp/n_net/introduction/summary.html
ねんきんネットにログインし、色々な情報がありますが、まずは現段階の老齢基礎年金、現段階の老齢厚生年金、加入期間を確認していきましょう。
現段階での老齢基礎年金額
老齢基礎年金は、国民年金に加入している方に支給されるもので、加入期間によって受給額が変わります。令和4年度の老齢基礎年金満額は77万7800円ですが、保険料の納付期間によって以下のように変動します。
- 40年:77万7800円(満額)
- 35年:68万575円
- 30年:58万3350円
現段階での老齢厚生年金額
老齢厚生年金は、厚生年金に加入している方に支給される年金です。厚生年金の支給額も加入期間によって異なります。ねんきんネットで確認しましょう。
加入期間
自身の国民年金および厚生年金の加入期間を確認しましょう。これによって、受給額がどの程度になるかが分かります。
年金月いくら?(厚生労働省の発表:令和3年度平均年金額)
- 基礎年金平均額
- 男性:5万9013円
- 女性:5万4346円
- 基礎年金を含む厚生年金平均額
- 男性:16万3380円
- 女性:10万4686円
これらの情報を元に、老後の生活資金計画を立てる参考にしましょう。老後の安心な生活のために、年金情報を確認し、資産形成に取り組みましょう。
まとめ
以上の情報を確認することで、老後の資産形成計画を立てる際に役立つ情報が得られます。また、60歳時点で国民年金加入期間が40年未満の場合、老齢基礎年金を満額受給できないかもしれませんが、任意加入や付加年金を活用することで受給額を増やすことができます。
老後の生活資金を確保するために、年金制度を理解し、新NISAやiDeCoといった資産形成の手段と組み合わせて計画を立て、将来に備えましょう。
コメント