はじめに
どうもgoodlifekunです。
今回は、今年にお子さんが生まれる新婚さんです。こちらのご夫婦はともに奨学金を使用して大学
を卒業されております。お子さんが生まれるのでライフプランを考えたいとの事でした。
ご夫婦に許可を得て改善前、改善後のライフプラン表等を使用させていただきました。
相談者背景
- 夫:30歳会社員 退職金なし
- 妻:30歳専業主婦 (昨年までは会社員。今年、お子さんができたとわかって専業主婦)
- 今年12月に第一子出産予定。
- 子供進路予定:幼稚園→公立小学校→公立中学校→公立高校→私立大学理系(県外)
- 夫保険:団体保険(死亡保険)700円、医療保険1,531円、がん保険2,940円、 収入保険1,940円
- 妻保険:医療保険1,683円、がん保険2,320円
相談者家計簿
相談内容
- 子供が出来るので家計を見直したい。(奨学金返済が気になっているとの事でした。)
- 学資保険は必要か?
- 36歳でマイホームを検討しているが購入は可能なのか?
- 子供の進路は実現可能か?
ライフプラン表(改善前)
このままの家計簿の状態で考えると、36歳にマイホーム購入時、49歳〜52歳まで子供大学進学時、
59歳に子供の結婚時、61歳〜65歳まで夫定年退職後(住宅ローンが残っている間)に
年間収支が赤字です。
特に子供大学進学時、夫定年退職後のマイナスインパクトが大きいです。
42歳までの毎年60万の奨学金返済も大きなインパクトがありますね。
住宅ローンが終わっても貯蓄を増やすのが難しい状況ですね。
この様な状況でした。ライフプランの見直しで改善していきましょうと提案をしました。
下記のライフプランはFinancial Teacher System8使用
Financial Teacher Sysrem8
問題点
特に子供大学進学時、夫定年退職後の収支のマイナスインパクトが大きいです。
42歳までの毎年60万の奨学金返済も家計に大きなインパクトがありますね。
住宅ローンが終わっても貯蓄を増やすのが難しい状況になる。
提案内容
夫1人ではマイホーム(3,000万)、県外私立大学理系、老後資金は難しい状況です。
マイホーム資金を下げる、子供の奨学金使用の検討が必要ではないでしょうか。
妻35歳(子供5歳の時)から妻に103万円以内で共働きができれば状況は変わります。
夫30歳からすぐに、つみたてNISA、iDeCoを活用したいですがまだ、貯蓄額が十分ではないので
まづは貯蓄を増やすことを重視することを提案してます。
しかし、子供の大学入学資金は非常に大きな支出なので準備が必要。
学資保険ではなく夫30歳から子供の学資のためにつみたて投資1万円/月で開始し、
夫49歳(子供が大学入学予定)で解約。これで289万円(税金で16万程度下がります。)の準備が
出来ます。学資保険がいいのでは?と思った方、下記のBlogを読んでみて下さい。
夫、妻ともに35歳(貯蓄額:989万円)からそれぞれにつみたてNISAを3.33万円/月で開始。
夫つみたてNISAは65歳(つみたてNISAは20年間なので非課税は55までです。)で解約し、
その後、20年間で毎年売りをたてて受取る。これにより夫婦老後資金確保が出来ます。
妻つみたてNISAは61歳(つみたてNISAは20年間なので非課税は55までです。)で解約し一括で
受取る。これにより夫婦が働いておらず、年金も受給できない予定の61歳〜64歳までの
生活費が準備出来るようになります。
*投資になりますので元金割れのリスクがあることはご理解下さい。
上記のように提案を行っております。これであれば下記の質問に対して実現できる可能性が高く
なると考えられるのではないでしょうか。
- 子供が出来るので家計を見直したい。(奨学金返済が気になっているとの事でした。)
- 学資保険は必要か?
- 36歳でマイホームを検討しているが購入は可能なのか?
- 子供の進路は実現可能か?
ライフプラン表(提案後)
下記のライフプラン表はFinancial Teacher System8を使用しております。
Financial Teacher System8
最後に私の経験談
私も奨学金を高校から大学まで借りておりました。社会人になって返済しながらの生活は非常に
苦しかった記憶があります。
私は2種だったので利子が付く奨学金でした。結婚を期に一気に返却をしたいと考え、
当時所属していた会社より給料、インセンティブの高い会社に転職を行い返済しました。
今回のご夫婦も奨学金を返却されています。奨学金がなければもっと余裕のある
ライフプラン表になりそうです。しかし、奨学金を借りて大学を卒業されたので今の状況が
勝ち取れたのだと思います。しっかり計画して返却されていらっしゃいます。
他の奨学金を借りられている方も苦しい状況の方も多いと思いますが、ライフプランをしっかり
立てて頑張っていきましょう。
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